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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「ACL決勝第2戦、アデレード0-2G大阪」(12日、アデレード) アウェーでアデレードと対戦したG大阪は2-0で勝利し、2連勝(2戦合計5-0)で初めてアジアの頂点に立った。 ◇ ◇ 長い戦いの終えん、ホイッスルが鳴った瞬間、MF遠藤は拳を高々と掲げた。1次リーグ、決勝トーナメントを通じて3ゴール9アシストの活躍で大会MVPを獲得。「達成感がありますね」。日本の誇る最高の司令塔は、アジアでも屈指の存在であることを証明した。 アデレードの地には因縁があった。00年の9月、シドニー五輪準々決勝米国戦。PK戦の末、日本は敗れた。ピッチにはいつくばる同僚の姿を、補欠だった遠藤はスタンドから見守るしかなかった。それ以降なぜか世界大会に縁がない。06年ドイツW杯はフィールドプレーヤーで唯一の出場機会なし。北京五輪は、直前にウイルス感染症を発症し、出場を辞退した。 それでも遠藤は言ってのける。「そういうことがあったから強くなったと思うし、強くならなきゃダメでしょ?」。8年の時を経て、悲運の始まりの地で、世界への切符をつかみ獲った。 14日からは、日本代表に合流する。「ケガをしている人たちの分も自分がやらないといけない」。突き動かすのは日の丸を背負う責任感。歓喜に浸ることなく、男は再び戦地に向かう。 PR この記事にコメントする
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